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日中草の根プラットフォームに至る原点2014年日中首脳会談


 ※日中首脳会談コーディネートチーム、黒竜江省のリーダーたちと迎賓館にて交流会



前回のブログで本から学ぶプラットフォームのヒントを考えましたが


2014年5月、日中プラットフォームの初代会長から私の携帯に電話がありました。


「今年、日中首脳会談ができるかもしれない。」


「今度、大事な新聞を持っていくよ」


その新聞が今回載せたものですが一部です。


この新聞を日本国内あちこちシェアした中国のリーダーは


政財界のリーダーたちの薄いリアクションばかりのなか


ただ一人、涙を流して中国が日本にしてくれたその愛に感動したのが


私たちの団体の先代の会長だったのです。


前会長の親や祖父が李徳全女史の戦犯名簿にあるならば涙もこぼれ落ちるでしょうけれど


そうではない一人の日本人がこの歴史的な重要性に気づいたのです。


しかも、前会長曰く、「自分がビジネスで大成功していたときにはわからなかったけれど


多くの苦労を経験したからこそ今わかる大事なことがあった」とのことでした。


私の周りに首脳会談を責任者として実現させたリーダーなど一人もいませんでしたから


私にとっては疑うも何も、驚きと期待感が胸を膨らませました。


そんなことが起こりうるのか?


日中関係が戦争ではないない方向に進めるために首脳会談が展開される!


そして、そのようなプロジェクトに関わらせていただけるのか?


当時、30代半ばだった私には踏み入ったことのない領域でした。


その電話から半年、ことは進んでいきました。


それも、前会長の横で実現へのプロセスを横で見たいた私だから言えることは


1954年の李徳全女史訪日のように


奇跡の繰り返しでした。


ここで細かなことは一つ一つ書きませんが


一つの新聞記事が全国での勉強会、交流会を展開し


そして、中国のリーダーと官房長官との面談


更には衆議院の外務委員会で岸田外務大臣と伊藤忠彦議員との間でやり取りされた


中華人民共和国、李徳全女史に対して歴史初の日本政府からの公式の謝辞表明となり


そして、北京での首脳会談実現に至ります。


https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=44295&media_type=

※衆議院インターネット審議の外務委員会で伊藤忠彦議員の名前をクリックしますと

 当時の岸田外務大臣とのやりとりが全て拝聴できます。


「目の当たり」にするという表現がありますが


まさに、歴史の証人として目の当たりにさせていただいた一人として


伝えていかなければならないミッションがあると今も自覚しています。


前会長は私にこの日中首脳会談の証人として私に手伝って欲しいと


副代表に選任され、李徳全女史のお孫さんや前会長のそばで


本にも出てこない


歴史にも刻まれていない大事な


口伝の話を伝えていただいたのです。


それが、今、次の出版への願いと繋がっています。


物事には、史実、事実、真実とあるかと思いますが


史実はどのアングルで描写されているかで見え方も違いますし


事実はその出来事自体が解釈によっても変わってしまいます。


そして、真実はあったとしても


受け取る側の状態でそうならないことがあります。


日中首脳会談、国家プロジェクトの話をするとき


未経験の人たちですぐに理解できる人もいましたが


大体は、疑念が最初の反応で一番多かったです。


しかし、それを経験したり、その関係者と繋がりがある人たちは


すんなりとそれを理解してくれるというリアクションで励まされてきました。


特に、国家プロジェクトとなると


総理大臣たちは昔立ち上げられた計画が


20年も経って、自分の時代に実行が進むということがあることも教えられました。


李徳全女史のお孫さんと出会って


歴史の教科書に出てくる話を


真横で生の声で聞かせてもらっています。


毛沢東やラストエンペラーこと愛新覚羅溥儀と会ったことがある話となると


映画や教科書の世界しか知らなかった私には


人と人とが繋がり


生きた歴史の大事なことを受け継いでいくことの大切さを痛感します。


日中首脳会談だけ取り上げるとそれは貴重な出来事ですが


首脳は国民の幸せを第一に考えるリーダーであるならば


国民、草の根のために汗を流すのは当然で


最も困っている人たちのために尽力して当たり前ですから


一人一人の行動が


国を動かしていくことが可能であることをこの日中首脳会談で学ばせていただきました。


社会ではそれぞれに役割や使命や立場があります。


もちろんそれぞれに尊重されながらも


誰かが誰かより価値があるとかないとかそんなことはありません。


人として同じく今を生き、未来を想像します。


2014年日中首脳会談


一人の日本人と一人の中国人の友情からそれは実現に至りました。


損得ではなく


感動がお互いの心に生まれたとき


それは、どんな困難も乗り越える


動機、起爆剤となったのです。


日中草の根プラットフォームは


1954年、2014年に続いて


無形財産を土台に、有形の財産も作り出していきます。







愛新覚羅溥儀


愛新覚羅溥儀






















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